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2008年4月27日 (日)

因果関係2

みなさん、こんにちは!

いやーやっぱり会計士のこの時期は忙しいですね。

なんとか週1でこのブログも更新していますが欲を言えば毎日したいところです。

ブログって色んなプレッシャーがあって、書くのがたまに億劫になります。

もっと早くこの世界に飛び込んでおくべきでした・・。汗

さて、今日は前回の続き「因果関係2」です。

内容としては、因果関係の落とし穴です。

前回、因果関係が成立するための条件として

1、時間的順序が正しい

2、相関関係が成り立っている

3、第3因子が存在しない

の3つを挙げました。

これらの条件を満たしていないにも関わらず、因果関係があると

勘違いしてしまうことを、落とし穴としています。

その落とし穴は、大きく分けて4つです。

4つの共通点は、「あ・・・、それ経験ある・・・。汗」

です。その4つを、例を挙げて紹介します。

【因果関係の落とし穴】

1、相関関係なし(イメージで判断)

「髪を立ててる男の子は、音楽が好き」

「カジュアル系の女の子は、お姉系の女の子よりガードが堅い」

「めがねを掛けてる人は、頭がいい」

これらは全て、あくまでイメージであって決して相関関係はありません。

たまたま周りの人がそうなので、相関関係があると主張される方もいらっしゃるでしょう。

しかし、くどいようですが相関関係はありません。

上記のようなイメージが固まっていくのは、きっと周りの人のイメージに事実が伴った時です。

つまり、頭がいい人は世の中にたくさんいるのに、その中でメガネを

掛けている頭のいい人は「ああ、やっぱり」と印象が強く残ります。

これによりイメージが固まってしまい、相関関係だと誤解してしまうのです。

2、時間的順序が逆(因果の取り違い)

「海外派遣に行った人は、優秀だ。」

「裁判官になった人は、正義感が強い。」

「彼女は最近軽い感じの女の子の友達が増えたから、クラブに行くようになった。」

これらは全て、時間的順序が逆である可能性が高いでしょう。

つまり、こんな感じです。

「優秀な人は、海外派遣へのチャンスが多い。」

「正義感が強いから、裁判官になった。」

「彼女は最近クラブに行くようになったから、軽い感じの女の子の友達が増えた。」

これらを逆に取り違えることにより、間違った対処法をしてしまい、失敗するのです。

3、第3因子が存在する

これは前回、第3因子の説明の為に紹介しましたね。

ここでは簡単に説明します。

たとえばある外資系企業で、

「英語が出来る人は、仕事ができる。」という相関関係があったとします。

事実があるわけですから、相関関係はあるのでしょう。

そして、明らかに時間的順序が逆というわけではありません。

(もっとも、この場合は鶏―卵の関係でありどちらが先でどちらが後というわけではありません。)

にも関わらず、因果関係があるかというとそうではないでしょう。

「仕事への意欲が高いから、英語ができる。」

「仕事への意欲が高いから、仕事ができる。」

といった因果関係が裏に存在するのです。

「仕事への意欲が高い」というインプットがあって、「英語ができる。」と「仕事ができる。」という2つのアウトプットが生まれるのです。

ここを勘違いすると、仕事への意欲を高めるというマインドの研鑽を疎かにして英語の勉強に走り

かねません。もともと意欲がない人は、英語がすごい好きでもない限り勉強は続かないでしょう。

4、最後のワラ

4つめに紹介するのが「最後のワラ」です。

こんな話があります。

ある牧場でのこと。

馬をこき使い、重たい物を無理して載せ、馬にとって最悪の牧場主がいました。

毎日毎日、限界を超える過重労働を馬は強いられていました。ヒヒーンッ。

牧場には気の小さいバイト君が一人おり、馬は可哀想だけど牧場主に逆らうことができない彼でした。

なんとかしてあげたいけど、ごめんね・・・。そんな日々が続きました。

そんなある日のこと、明らかに脚がフラフラのもう危険な状態の馬を牧場主はいつもの通り

こき使っていました。夕方になり、さぁ最後の仕事。大量のワラを馬に担がせます。

牧場主とバイト君は交互にワラを載せていきます。

バイト君が1本のワラを載せた次の瞬間、馬はとうとう倒れてしまいました。そして間も無く死にました。

何も悪くないバイト君。でも少しだけ悪いバイト君。

彼は牧場主に全ての責任をなすりつけられ、牧場から追い出されました。

こんな話です。

こんなこと、よくありますよね?

確かに最後の1本のワラを載せた行動(インプット)と、馬が倒れた事実(アウトプット)は

因果関係の条件を全て満たしており、間違いなく因果関係が成り立っています。

しかし、毎日の馬への酷使(インプット)と、馬が倒れた事実(アウトプット)も因果関係です。

にも関わらず、馬が倒れた直前のインプット、つまり「最後のワラ」が原因と勘違いされてしまうのです。

もちろん原因の一つではあります。しかし、他の原因に比べて1%にも満たないでしょう。

人は必ず何か問題が起きた時(アウトプット)、直前の原因に注目しがちです。

そのため、本質的な原因を知っておきながら、あえて直前の原因を取り上げる人もいます。

【まとめ】

今見てきた落とし穴。

これは、皆さんも絶対に経験があると思います。

というよりは、僕もそうですが日々このような落とし穴にはまりまくっているのが現状です。

この落とし穴から抜け出すことがどんなメリットをもたらすか。

それはもうお気づきだと思います。

あるアウトプットに対する真実・本質のインプットを見つけることではじめて、

最善の一手を繰り出せるのです。

あるアウトプットを消そうとするなら、真実・本質のインプットを消さなければなりません。

ビジネスではよくある話ですが、1つの問題に対してあれもこれもやるのに結局ぐるぐる回って

何も解決しない。そういうことです。

ぜひ落とし穴を知り、日々意識し、最善の一手を繰り出せるよう努めましょう。

私ももちろんまだまだです。

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コメント

「因果関係」

自分に置き換えると。

すべては過程、プロセスである

どんな状況であろうと自分がそれに向かって何をしたか。

が重要。

「原因と結果」

結果がでてしまう前に常に小さく砕いた原因を見直し、

最終的結果に満足できるようにしていこうと思います。

(矛盾)にならぬように(←ありがとうございます)


繁忙期、おそらく前職は毎週末繁忙期だったと思います。

今回もキズキました

いつもありがとうございます。(^^)

投稿: りゅう | 2008年4月30日 (水) 18時37分

りゅうさん

「(悪い)結果が出る前に小さく砕いた原因を見直す」

これいいですね。
こう考えると、やっぱり世の中そう不可能なことは無いんじゃないかという気持ちになります。

こちらこそありがとうございますsun

投稿: トラポコ | 2008年5月 8日 (木) 01時16分

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